私は、日栄化工の営業をしています、佐藤と言います。この業界に飛び込んでから、早12年が経ちます。入社以来、私が自分の目で見てきた「ライフボンド」の姿を紹介したいと思います。
入社直後から、私は先輩社員に同行し様々なお客様を訪問させていただきました。当時からライフボンドは業界でも周知のトップブランドで、信頼の厚い商品だったことを覚えています。
日栄化工の営業スタッフは、様々な営業スタイルを持っています。
日常的な仕事の中では、当社商品のご提案や効果的にご利用いただくためのアドバイザーとして、お客様と接しています。また業界内の動向や、最先端の商品情報等あらゆる知識を総動員し、紙工業界のMS(マーケティングスペシャリスト)的な存在としても振舞っていました。
とある日、お客様から一本の電話がありました。
今までに経験のない新しい紙でライフボンドを試したところ、問題が発生したというのです。まだ営業として経験の浅かった私は、何が起こっているのかさえわからず、先輩社員に起こっていることをあれこれ説明することが精一杯でした。
「まずは、お客様のところへ行って確認しよう」
先輩の言葉と同時に、車に飛び乗っていました。
お客様のところへ着いたとき、何故か先輩の目がイキイキしていました。そう、研究者としての目だったんです。
お客様から、いろいろな課題点を聞き出し、お客様の困っている問題のどういったところに原因があるかを探っている様子は、商品の開発窓口として完全に「研究者」の姿でした。私は、経験がない分その姿が新鮮に移り、素直に「カッコイイ!」と感じると同時に、お客様がウチの商品に対していろいろと意見を言ってくださることが、大変有りがたく思えてきました。
やっぱり、愛着がある商品、期待している商品だからこそ、みんなが真剣にいいところ悪いところを語っていただけるのだと感じました。
今は、私も教える立場の社員として後輩の育成に力を注いでいますが、あのときの先輩社員の姿はシッカリと焼きついています。
紙器・紙工接着剤の中で、確固たるポジションに位置するライフボンドですが、お客様の声を素直に製品開発に活かすその姿勢が生み出したものだと感じました。当然、私もこれからはその気持ちや、一人一人が積極的にお客様のお声に耳を傾ける姿勢を伝えていきたいと思っております。
私たちが営業活動と重ねて開発窓口としての動きをすることは、「全てはお客様のため」であると同時に「全てはお客様のお声から」商品を生み出すこと、という思いで積極的にご意見を伺っているのです。それと業界全体の動きやこれから目指すべきビジョンがミックスされ、常に新しい「ライフボンド」に生まれ変わっていきます。